ドキュメンタリーフォトグラファー小松由佳が語る

「親子で“平和と家族”を考えるフォト・トークイベント」は終了しました。ご来場ありがとうございました。

9月5日横浜市開港記念会館で開催した「親子で”平和と家族”を考えるフォト・トークイベント」の様子。下は0歳上は5歳の未就学児の子どもたちが参加してくれました。前列のシートに座って、折り紙で遊びながらも小松由佳さんのお話を楽しそうに聞いていました。小松由佳さんの写真を見ながら、動物当てクイズをしたり、シリアのお札やシリアの子どもたちが描いた絵を手に取って見たりして、何が描かれているのか一緒に考えました。小松由佳さんのお話にぐいぐい引き込まれていく大人たち。平和とは何だろう、何をたくさんもつことが幸せなんだろう、という問いを投げかけられて、自分の暮らしや価値観をあらためて見つめ直すよい機会になったようです。絵本コーナーや子どもたちのアートコーナーに、立ち止まって見る姿も。シリアのこと、イスラム教と文化の違い、シリア難民の様子を聞いて知ることで、よりシリアの人々のことが身近に感じてもらえたのではないでしょうか。



~内戦で奪われたシリアの平和と難民の現在、子育てと取材に奔走する日々、異文化を持つシリア人の夫との暮らしから見えてきたこと~

幼い2人の子を持つ母親でもあるドキュメンタリーフォトグラファー小松由佳さんをゲストに迎え、プロジェクターで小松さんが撮った写真を投影しながら、平和と家族について考えるフォト・トークイベントを、子育て・親育てサークルKOTOKOTOが企画しました。多文化共生を大切にする横浜市・中区で開催するフォト・トークイベントでは、内戦から8年を迎え560万人が難民となったまま混乱状態が続くシリアを、内戦以前から取材してきた小松さんが、あたり前のようにあった平和な日常が奪われていく様子や、引き裂かれる家族、子どもの目に映る戦争を、写真とともに紹介します。内戦前後のシリアを見つづけてきた小松さんだからこそ語れる平和の大切さ、家族の絆を伝え、会場にいる親子と一緒に考えるひとときを過ごします。困難な状況を受け入れ、避難先の他国で暮らすシリア難民の現在をはじめ、子育てをしながらも、シリアへの取材や自分の使命をあきらめない小松さんの姿に、同世代の母は勇気をもらい励まされることでしょう。また、異文化を持つシリア人の夫との日本での暮らしから見えてきたことなども語ってもらいます。未就学児の子どもたちが飽きずに興味をもってお話を聞けるように、工夫を盛り込みながら参加型のトークを行います。会場内には、戦争・平和・家族をテーマに、子どもたちのアート作品を展示します。子どもたちの目に映る世界をアートで感じてみましょう。また、未就学児のはじめての平和教育として、ご家庭で気軽に取り入れていただけるように、KOTOKTOサークルメンバーがセレクトした、戦争・平和・人権・世界をテーマにした絵本の展示もあります。カラフルな国旗の絵本などは、0歳の赤ちゃんからでも楽しめる一冊。2020年の東京オリンピック開催を前に、子どもたちの目が世界に向けられる時期でもあります。この機会に、会場で手に取ってお子様と一緒にご覧ください。大人も思わずじっくり読みたくなるような、素敵な絵本がいっぱいです。

 

<親子優先席のご案内>

会場は全席自由席です。スクリーン前列に床に座れる親子優先席、前列両サイドに車いす、ベビーカー優先席をご用意しています。

 

★戦争・平和・家族をテーマに、子どもたちのアート作品を展示します★

9月5日(木)イベント当日は、戦争・平和・家族をテーマに子どもたちのアート作品を会場に展示します。(募集対象:未就学児~小学生) イベント参加者で、お子さんやお孫さんが描いた絵や自由研究、立体作品がありましたら当日お持ちください。作品は帰りにお返しします。

 

小松 由佳(こまつ ゆか)

ドキュメンタリーフォトグラファー。1982年、秋田県生まれ。高校在学中から登山に魅せられ、国内外の山を登る。2006年、“世界で最も困難な山”と称される世界第二の高峰K2( 8611m / パキスタン )に日本人女性として初めて登頂を果たす。植村直己冒険賞受賞(2006年)、秋田県民栄誉章受章(2006年)。次第に自然とともに生きる人間の暮らしに惹かれ、草原や沙漠を旅するうちフォトグラファーを志す。2012年からシリア内戦を取材し、シリア難民の今を伝える活動を行う。著書に『オリーブの丘へ続くシリアの小道で~ふるさとを失った難民たちの日々~』(河出書房新社)。・イベント・トークショーに出演、朝日新聞、秋田魁新報社、各種業界紙などに寄稿・テレビ/ラジオ2017年8月 日テレNNNドキュメント「サーメル~子連れ写真家とシリア難民~」出演など

Webサイト:https://yukakomatsu.jp/index.html

 

子育て・親育てサークルKOTOKOTO(ことこと)

中区・保土ケ谷区を活動拠点に、未就学児の親子を対象とした子育てサークルを2019年3月に発足。同じ未就学児を育てる現役の母が中心メンバーとなり、月1回ペースで室内・公園などでサークル活動を行う。異年齢交流と見守りを大切にする自主保育を行い、サークルメンバーによる手遊び、絵本の読み聞かせを親子で楽しんでいる。親だけの読書タイムでは感想や子育ての悩みを分かち合い、育児で孤立することなく気軽に相談できる場を提供している。

Webサイト:https://kotokoto-yokohama.jimdofree.com/

 


開催日時:2019年9月5日(木)10 時~ 11 時 30 分(開場:9 時 45 分) 

 

会場:横浜市開港記念会館 1階1 号会議室(横浜市中区本町1-6)

※チラシの情報に一部誤りがありました。1階に訂正させていただきます。

正面玄関から入って左手すぐのお部屋が1号会議室です。

 

定員:110 人

 

参加費:大人1,500 円、子ども無料 

※事前申込み制 <9月4日で締め切りました> 

※当日清算、キャンセル料は発生しませんので、お気軽にお申し込みください。

※9月4日までに事前申し込みいただいた方には、確認次第KOTOKOTOより受付完了のメールをお送りしていますのでご確認ください。

 

対象:未就学児と保護者、子育て支援者(身近な家族を含めた)、一般( 大人) も参加可能

 

主催:子育て・親育てサークルKOTOKOTO

 

問合わせ:kotokoto.yokohama@gmail.com


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9月5日開催「親子で"平和と家族"を考えるフォト・トークイベント」
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※会場の情報に一部誤りがありました。正しくは「1階」です。
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